- 家族葬
- 家族葬とは、家族、親族、親しい友人など身内のみで執り行う葬儀のことを指します。費用や人数は規模によって異なりますが、およそ30~80万円、およそ30~40人です。家族葬のメリットは、身内だけで執り行なうため、参列者への気遣いが軽減されて精神的、体力的にも負担が軽減されることにあります。また、事前に人数の把握もしやすく、引き出物やお礼状を用意する必要がないため費用が軽減できます。他には、身内以外の社交辞令などで弔問にくる参列者がいないため、故人を偲ぶ時間を落ち着いてもつことができます。このように、自由な形式で故人をお見送りすることができることから最近では家族葬の割合が高まってきています。デメリットとしては、葬儀に参列できなかった方々が後日自宅に弔問にいらしてくださり、対応や返礼品の手配など葬儀後もゆっくりできない場合があることが挙げられます。また、周囲の方々に「どうして呼んでくれなかったのか」などと批判され、トラブルが発生する可能性があります。しかし、デメリットもありますが費用や故人のことを思い家族葬を選択する方が多い傾向にあります。
- 一般葬
- 一般葬とは、家族、親族、親しい友人を始め、ご近所にお住まいの方や故人と生前に関係のある方を呼び葬儀を執り行なうことを指します。亡くなった方、参列者の人数によって異なりますが、一般的に家族葬より費用は高くなります。一般葬のメリットは、故人とゆかりのあった方々が、亡くなったことを周知し、お世話になった多くの方々に最後のお別れをして頂けることにあります。また、参列者が共に故人を偲ぶことで新たなご縁が生れることもあります。デメリットとしては、お世話になった方、故人と関わりのあった方など多くの方々が参列するためご家族がお気遣いなさり、負担がかかる場合があります。また、多くの方がお集まりになるため参列者への挨拶やお礼などが忙しく、落ち着いて故人を偲ぶお時間が少なくなってしまう場合もあります。もちろんメリットとデメリットがありますが、亡くなった方とゆかりのある方が多い場合は一般葬を選択する方が多い傾向があります。
- 一日葬
- 通常の葬儀であれば1日目に通夜の法要、2日目に葬式と告別式という形で2日にわたり執り行ないます。これに対して、一日葬は、通夜の法要は執り行なわず、1日で告別式と火葬を執り行なう葬儀形式です。費用は人数などによって異なりますが、お通夜が省略されることで、飲食や接待にかかる費用を抑えることができるため、家族葬や一般葬に比べて安くなります。その他のメリットは、通夜の法要がないため弔問にいらっしゃる方や参列者もなく、身内だけでゆっくり落ち着いて故人を偲ぶことができ、さらに喪主や遺族の方の精神的、体力的負担も軽減することが挙げられます。デメリットは、通夜式がないため、身内以外の参列者を招きにくいという点があります。また、式場の準備は前日から行なわれるため2日分の葬儀費がかかる場合があるため、注意が必要です。ですが、一般の葬儀では体力的に難しい方や身内のみで小規模で行ないたい方には、一日葬がお勧めです。
- 火葬(直葬)
- 火葬式(直葬)とは、通夜、葬式、告別式などを行なわずに、親族など身内だけで最低限の火葬のみで故人を送る葬儀です。最近は、経済的な理由や、簡素にして欲しいという故人の意志などで火葬式(直葬)という形の葬儀も増えています。火葬式のメリットは、他の葬儀形態よりも価格が低いという点です。実際、他の葬儀形態の費用はおよそ40~100万円以上ですが、火葬式の費用はおよそ10~20万円程度です。また、他の葬儀形態と比べて執り行なう内容が少ないため時間も短縮でき、精神的にも体力的にも負担が軽減できます。しかし、通夜式、告別式などを執り行なわないため、人によっては十分なお別れができていないと感じる方や、身内以外は故人と別れを惜しむ機会がないため通夜式なども執り行なってほしかったと思われる方もいます。さらに、日本の法律で死後24時間は火葬することができないため、最短でも翌日以降の火葬になります。ですが、必ずしもすぐに火葬場を確保できるわけではありません。確保できるまでの間、故人の遺体を安置する場所が必要です。安置場所は葬儀社に依頼すれば対応してくれます。時間や費用を少なく抑えたい方は火葬式がお勧めです。
青雲セレモニー /家族葬、一般葬、一日葬、火葬(直葬)